”自然栽培”とは”無肥料・無農薬”の栽培法
自然栽培では肥料や農薬を使わず、自然が本来持っている力、土や虫・微生物、植物自身の力を活かし作物を育てます。
自然の力を利用する栽培法ですので、早く作物を育てることは難しく、収穫量も多くはありません。
それでも食育農育くらぶが完全自然栽培を広めたいのは、環境に負荷をかけることのない、永続的な農業方式だからです。
土には虫や微生物が住んでいて、落ち葉や枯れた植物を食べて分解。最終的には元素のレベルにまで分解します。
植物はこの元素を栄養分として根から吸収し、種から成長します。
やがて植物は種をつけて枯れ、虫や微生物に分解され、土に還ります。
そして、次の世代の種が育つ栄養となり、循環を繰り返していくのです。
自然の山や空き地では肥料や水を与えなくても草木が茂り、花が咲き、実がなります。
これは植物と微生物による循環のおかげです。
この循環を壊さないために人の手を極力加えずに”自然の力を活かした栽培”をするのが自然栽培です
農薬や肥料を作る際にはCO2が発生します。
農薬や肥料を使わないことで、このCO2も削減できます。